第2回 エアガン規制について

さて、一時はどうなることか、と見られたエアガン規制についての話である。

○そもそもエアガン規制って?
 度重なるエアガンを使用した事件にキレた大人が「エアガンを規制してしまえ」という理由でつくった法律のこと。
 今提示されている規制内容は以下の通り。
 
 ・1cm2あたり20J以上を空気銃
 ・1cm2あたり3.5J以上を準空気銃
 空気銃の所持には従来通り資格が要り、資格を持たない物が準空気銃および空気銃を持っていれば逮捕。


○で、結局どんなのが違法になるわけ?
 上の規制内容を見てもイマイチピンと来ない。
 それは「1cm2あたり」物がついているためである。
 そこで、自分たちが見やすいようにちょっと書き換えてみよう。
 尚、以下の計算値を求める計算は
  弾の半径〔cm〕の2乗×3.5×π
 で計算している。

 6mm弾…0.9896J
 8mm弾…1.7592J

             (以上、小数点5位以上切捨て) 

 ココで既に8mm弾が若干優勢である。
 で、更にピンと来ない、という人の為にもっと分かりやすく。
 どれぐらいの初速まで大丈夫なのだろうか?

 6mm 0.2g弾…99.74m/s
     0.25g弾…88.97m/s
     0.3g弾…81.22m/s
 8mm 0.34g弾…101.72m/s
     0.35g弾…100.26m/s
     0.45g弾…88.42m/s

                    (以上、小数点3位以上切捨て)

 ということで、6mm0.2g、或いは8mm0.34gまでなら初速が100に近くても大丈夫なようだ。
 ちなみに、東京マルイ製電動ガンの初速が大体80m前後。
 カスタムせずにそのまま使えば何とか使えそうである。
 それでも、SIG550等、一部電動では少しカスタムするだけで簡単に100を超えるパワーヒッターも存在するので、注意は必要。スプリングを2〜3巻きカットすると大丈夫かもしれない。

 スナイパーライフルは結構危険である。
 というのも、総じてノーマルから初速が高めの上に、重量弾を使用し、更にカスタム等で100以上に上げることも簡単だからだ。
 特に、初速を上げないとどうにもならないマルゼンAPS系統は要注意。
 タナカ製のガスボルトアクションも危ない。特に気温が高いときは何らかの対処をしないと不味い。

 ハンドガンも一部注意の必要な機種がある。
 まずガスブローバックに関してはほぼ大丈夫だろう。
 タナカ製ペガサスリボルバーは危険である。
 唯一「使える」リボルバーだっただけに残念だが、気温によっては初速が100近く出ることもあるので注意が要る。
 また、恐らく一番危険な機種がデジコン製品だ。
 もともと高威力を謳っていただけあって、初速も平気で100ちょっとまででる。
 まず引っかかると見ていいだろう。
 マルシン製6mmMAXIも危険な部類である。
 その他、一部固定ガスガンは危険だ。
 冬場は大丈夫だが、気温が上がる夏場は要注意。どうしても使いたいなら8mm使用に換えるか、威力を下げるかしなければならない。

 結局、普通にサバイバルゲームで使用されている銃に関してはスナイパーさえ何とかすればそのまま継続使用が可能のようだ。勿論、ノーマルに限った話。
 
 これからは8mmが主流になることも考えられるが、しばらくは様子を見るしかない。
 なんにしても必要以上のカスタムは避けたほうが良い。
 
 
 
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