中級編 その3 -スナイパーライフル-

きっかり1ヶ月の更新である。
そしてまたも予告どおりスナイパーについて語ろうと思う。
が、前提として、俺はスナイパーを極めているわけではないので、そこらへんは宜しく。
ではいってみようか。

○ライフルの種類
突然難関だ。
一体どこからスナイパーライフルと定義するのか。
ココでは「超射程で、高命中率が望める銃」と定義させてもらう。

・エアコッキング・ボルトアクション
いわずと知れた「スナイパーライフル」であるが、その数は意外と少ない。
有名どころではAPS-2やVSR-10だろう。
メジャーかつメリット大きい、ということで、使用者の大半がこれである。
この手の銃の長所として、気温による飛距離、弾道の変化が少ない、ということが挙げられる。
これはスナイパーライフルとしては非常に有利なことだ。
とは言っても、他のポジションに比べ精度が求められるので、冬場と夏場では弾道が変わることも頭に入れておかなければならない。
また、つくりが単純なので、精度を出すためのカスタムが比較的やりやすい、というのもある。
逆にデメリットとしては、人力でコッキングする必要があるため、若干腕が疲れる(一部例外あり)。
更にいえばエアコッキング式の宿命ともいえるピストンの打撃音も問題である。
隠密性が求められるスナイパーで派手な発射音はご法度だ。
世界中(言い過ぎか?)のスナイパーたちが日夜発射音を減らすべく努力を重ねている。

・ガス・ボルトアクション
これも有名といえば有名。
最近は1J規制等でめっきり数を減らしてはいるが、使いやすさではピカイチだと思う。
まず、発射音が比較的小さいこと。
ガスなので、銃口にサイレンサーをつけるだけで劇的に音が小さくなる。
結果、その他の部分にかける時間と至近に余裕が出てくるのだ。
但し、夏と冬では精度に相当な差が出るので、その日に気温にあわせたセッティングが必要。
リアルさを求める人向け。

・電動・オートマティック
正直、これをスナイパーライフルに混ぜるかどうか迷ったが、一応記しておく。
エアコッキングの安定性と、電動による速射性を併せ持つ銃だが、代償としてあまりに大きな作動オンを持っている。
但し、一部銃器(ステアーAUG等)にはカスタムすることでほぼ無音に出来るものもある。
こうなると向かうところ敵なし、という状態にもなる。但し、それをスナイパーと呼ぶかは別問題。

○撃ち方
っと、そのまえに。
まず撃ち方どうこういうまえに、銃をカスタムした方が良い。
スコープをつけておくのはほぼ常識(例外的にインドアだとダットサイト辺りが良い)として、他にもバイポッド、スリングなどを装備しておきたい。
スコープは出来る限り対物レンズ径の大きなものを。さもないとちょっと影に入っただけで見えなくなる。
さらに欲を言えば可変倍率のものが望ましい。尤も、これは必須ではない。

また、事前に綿密な調整も必要だ。出来ればバイスやクランプなどで銃を固定し、200発ほど撃ってからスコープやHOPの調節をしたい。調節時にも、弾の消費を恐れずにかなりの弾数で調節するのが望ましい。どうせ実戦では1戦あたり100も使わない。
調節時には15m以上は距離が欲しい。それ以下でセッティングしても使える機会は少ない。

で、めでたく調節したらやっと実戦だ。
スタンディング、ニーリング、プローン。この3つのうち、スナイパーで最も多用されるのがプローンだ。
とにかく銃を安定させ、遠くの敵を確実に撃ち抜く。
撃たれることはおろか、発見されるのも控えたい。
一般に、目線の高さで素早く動くものは見つかりやすい。
ばれるとまず勝ち目がないスナイパーとしては動かないのが一番だ。
スタートと同時にポイントまでダッシュ、終了までその場を動かない覚悟が必要である。
動くときも匍匐全身。ゆっくり動けば案外見つからない。

見つからないようにする、という点では、狙撃ギリギリまでバトラーキャップ(スコープのフタ)をあけない、というのも有効である。
流石にドラマみたいにきらきら光ることはなくても、反射するものは結構目立つ。また、スコープには一部コーティングが施されたものがあり、レンズが赤いものもある。あれは致命的に見つかりやすいので、策を講じたほうが良い。

また、黒い銃も案外目立つので、いっそスプレーで着色してしまうか、それがいやなら、自分の背中ごと緑色の布をかぶせてしまおう。これだけでも大分変わる。

交戦距離としては、一番望ましいのが敵の射程外から。大体30mも離れると相手からは当たらない。
しかしこちらはうまく調節すれば50mぐらいまでなら何とか射程に入る。
かなり練習が必要だが、その距離で撃てば万一ばれても逃げられる。
尤も、その人が50m先の鳥に当てられるような腕の持ち主なら話は別だが(過去に1名例あり)。

また背後からの奇襲も有効だ。但し、奇襲後は即座に逃げるか、サイドに持ち替えて戦うこと。

30m以内で発見されてしまったら、ライフルを惜しんでいる暇はないので、即座にサイドに持ち替え逃げること。その際は弾幕が張れる電動系がお勧め。
カスタムされたライフルとMP5Kのコンビは最強とまでいわれる。
悲しいかな、MP5Kのゲット数のほうが多いこともあるらしいが。

普段から呼吸の訓練をして、いざというときに呼吸を最適な位置で止め、体のブレを抑えられたらあなたは立派なスナイパーである。

この流れで行くと、次回はマシンガンか?

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