初級編 その2―隠れ方―
いくら上手に歩けても、隠れないと撃たれる。
上手に隠れられないものも撃たれる。
というわけで隠れ方。
○遮蔽物の種類
遮蔽物をうまく使うためにはその遮蔽物の持つ特性を考える必要がある。
・ブッシュ等のやわらかいもの
何も親友のジョージ大統領の話ではない(ウソ。
いわゆる植え込み、下草、低木の類だ。
ここら辺は遮蔽、ということに関しては軟弱である。というのも、電動ガンクラスの銃だと貫通するのだ。
貫通弾だろうが当たればHIT。だから過信は禁物である。
だが、反面、うまく使えばこれ程便利な遮蔽物もない。向こうから飛んでくる弾が貫通する、ということはこちらからの弾も貫通させられる、ということだ。バレルの長い銃であればバレルだけを”にゅっ”と出して射撃することも出来る。その場合はヨコや後方に注意。すぐには応戦できなくなる。
・岩場やドラム缶等硬いもの
そこらへんにある岩場や、物理部恒例のドラム缶潰しに使われるドラム缶である。
これはブッシュのように貫通の危険性はない。が、今度は跳弾の問題が発生する。
跳弾だろうがあたればHITだ。但し、跳弾で当たる確立は限りなく低いが。
これは隠れながら撃つ、ということは難しい。どうしても身体を出さなければならないのだ。
よくもぐら叩きのように動きながら撃つ人もいるが、その場合大抵弾はあたらない。相手の弾を消費させる反面、こちら側の弾も消費するので諸刃の剣である。そのうち読まれて撃たれるし。
○隠れ方、撃ちかた
うまく隠れないと弾は当たる。が、弾があたらないところではこちらも攻撃できない。
基本として憶えておきたいのは、「相手が見える」ということは「相手からの弾は目に当たる」ということだ。
が、そう臆病でもいられない。上手な遮蔽物の活用方法を考えよう。
以下の図を見てもらいたい。
適当にペイントで手書きしたため見辛くて恐縮だが、各パターンを見比べてもらいたい。
尚、赤い三角(?)の内側は敵の攻撃範囲、青い実線は自分の攻撃の線だ。
ちなみに、敵の攻撃範囲が狭い、という突っ込みはこの際スルー。要は遮蔽物との位置関係を見てもらいたい。
@は理想の位置。自分の大部分を遮蔽物に隠し、敵に見える部分を最小限にとどめている。
Aは遮蔽物から出すぎたもの。やや大袈裟だが、自分は遮蔽物を使っているつもりだが、実は敵から丸見え、撃たれ放題、という図だ。
Bは遮蔽物から離れすぎてしまったもの。これも大部分が敵の攻撃範囲に入ってしまっている。
つまり、隠れるときはなるべく遮蔽物に密着し、かつ自分から最低限敵を撃てるだけの身体を出して攻撃するのが望ましい。
逆に、相手に隠れられてしまったら、つまり自分が敵の立場だとしたらやや回りこむようにして撃つとAの形に持ち込める。但し、その間は撃たれ放題なので、気をつけるように。
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