中級編 その2 -アサルトライフル・カービン、サブマシンガン−
さて、長らくぶりの更新である。
前回の予告の通り、今回は戦闘時の大方の人のメインウエポンのライフル、特にアサルトライフル、アサルトカービンそしてサブマシンガンについての話をしていきたいと思う。
○ライフルの種類
まず、知っておいてもらいたいのが、一般的に「マシンガン」と呼ばれているものの多くはサブマシンガン、アサルトライフル、アサルトカービンに分類されてしまう。
というより、かなり厳密に突き詰めていけば「マシンガン」というものはほとんど見かけることはない。
MP5やUSI等はサブマシンガン、M16、SIG550、AK-47等はアサルトライフル、M4、SIG552、AKS−74U等はアサルトカービン或いはCRW(近接戦闘火器)、G3A3、M14等はバトルライフル、ついでにMINIMIはSAW(分隊支援火器)であり、厳密にはマシンガンではない。
MG42、M60、M2等がマシンガンと呼んでもらえる部類だ。
尤も、ここら辺もかなり細分化されていて、マシンガンの存在自体が怪しくなってしまうのだが。
説明の都合上、「ライフル」と書けば「アサルトライフル」、「カービン」と書けば「アサルトカービン」を、「SMG」と書けば「サブマシンガン」を意味するものとして表記する。
・電動アサルトライフル
基本的に出回っている銃は大概ココに分類される。
電動であるため、気温による変化無く年中使える。
一般的に、カービンなどに比べ長く、大きいため、取り回しは良くない。
だが、バレルが長く、初速がやや高いため、遠距離での集弾性はなかなかのものである。
基本的にはミドルアタッカーからディフェンダーの位置で使われることが多いが、その気になれば最前線での使用も可能。ただし、インドアには向かない。
・ガスブローバックアサルトライフル
はっきり言って過去の遺物になりつつあるもの。
ガスを利用するため、反動等がしっかり再現されてはいるものの、一昔前のため内部はあまりリアルとはいえない。
また、ハンドガン等に比べガスの消費量が半端ではないため、専用レギュレーターを介したグリーンガスやエアタンクが別途必要となる。
尤も、そもそもガスで作動するライフルを見かけることなどまず無いのだが。
・カービン
日本語に直訳すれば「騎兵銃」となる。
一般にライフルに比べ全長が短く軽量なため、取り回しに優れる。
反面、バレルの長さから遠距離での集弾がライフルには劣る。
いずれにしてもバランスが取れていて、サバイバルゲームという用途に限るなら最強の部類に入る。
欠点が少ないとかくことも少なくて困る。
・サブマシンガン(電動)
実銃だと威力不足から最近はめっきり姿を見なくなったが、弾の変わらないサバイバルゲームの世界ではまだまだ現役である。
カービンよりも更に小型かつ軽量。機動性に富み、カスタムして連射速度を限界まで上げると大変なことになる。
但し、ライフル、カービンに比べバレルが極端に短いので、遠距離での命中精度はあまり高くない。
考え方としては連射できて、精度のよいハンドガン、程度に見ておくといいかもしれない。
・サブマシンガン(ガス)
ガスを使用するサブマシンガンである。
ライフルと違い、こちらはまだまだ現役。ちょくちょく新作が出ている。
電動との一番の違いはやはりその連射力。何のカスタムもなしに秒間20連発以上出るのだから、至近距離では鬼以外の何物でもない。
反動も大きく、イメージ的には小型削岩機である。
ただ、その気温への適応力の無さはハンドガン以上である。
冬場では1マガジン全ては作動しないと見たほうがいい。
夏場でも、1マガジンをフルオートで撃ち終わるとマガジンに水滴がつき、いい感じに冷えている。
ガスの消費量も半端ではないので、夏場に気分転換に使う分には楽しいが、ゲームでは少しつらい。
それでも、あの反動、連射力で1マガジンを打ち切るのは快感なのだが。
○撃ち方
これも基本的にポジション別講座に譲るが、もっともっと基本的なところを。
まず、射程の問題。
基本的に20m以上ではあたらない、或いはかわされると見たほうがいい。
カスタムして音がほとんどしない、或いは弾が音よりはやい場合は除かれるがそうでもない限りばれてかわされる。
最良の交戦距離は10mから15m。
最低この距離まではサイト無でも大体あたるようにしておいたほうがいい。
イザ戦闘となるとサイトを使っている暇はほとんどない。
初弾が決着を決めるなら、なるべく速く、かつ正確に打ち込む必要があるからだ。
特に正面から撃つ場合は速く正確に打てるようになっていたほうが強い。
ちなみに、お勧めのサイトはダットサイトである。
生憎自分は持っていないが、友人のP90(ダットサイト付)を借りたときには感動した。
しっかり調節されていれば、戦闘力が格段に上がる。
次に連射について。
勿論沢山撃てばそれだけ当たる数も増えるが、むやみやたらに撃てばいいものでもない。
当たると分かったとき以外は3〜4発以内で止めておかないとあっという間に弾が切れる。
それはたとえ500発入るマガジンでも一緒。
秒間10発でていれば、撃ち続けいると1分以内に弾が切れてしまう。
何事も、やりすぎは禁物である。
あ、でも突撃のときは撃ちまくったほうがいい。
例え当たらなくても音で相手を制圧できることがあるから。
なんにしても、ライフルぐらい大きくなると実際に撃って訓練、ということが難しくなる。
そういうときには、左右の手で素早く打ち分けられるようになるまで持ち換える練習をするのもいい。
聞き手ではない方で撃てるということは戦略の幅が格段に増えることを意味しているからだ。
なんだか取りとめもないことをつらつら書いてしまったな。
次回は…そうだな。スナイパーについて話そうか。
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